今回富士通の以下URLの解除を受けた時のコメントで、有料会員+私の師匠からクレームが多数入りました。
クレームだけで日に70件程、あまりにもブチ切れて、片道5時間掛けて
直接対面でクレームを言われました、それにプラスして、電話でガンガン掛かってきました。
http://www.ogatama.com/dsp/diary.cgi?no=462
そこで再度詳しく書きます、と言ってもWEBで検索すればそこら中に有るのですが今回書き込みしておきます。
★★★道具を持つことは作業できる範囲を増やす事で、全ての方がSMDや道具を揃えろという事ではありません。
やりたい事でも道具が無いからできないとか高いとか等の理由は有ると思います。
極力道具は揃えて何時でも作業できる環境を作ればそれ相応に作業はできます。
まず一般に言うSOP8もWson8 8x6も1番から8番迄同じ構成です。
形が変わり、見た目難易度が高い気がするだけです。
市場にSOP8クリップが多数出ており、誰でもSOP8クリップでFlashi-ROM情報取り出しがしやすくなった
事も有り、PCメーカー曰くBios逆アセンブル防止策として[MISO/MOSI]間に抵抗を入れて
Vccと抵抗を入れる事で、外部からクリップで読み書きできないように対策した等になります。
<Wson8 8x6を読み書きする>ここが肝心
・SOP8とWSON8 8x6が直ぐ近くに有る場合、SOPクリップをSOP8にクリップします。
WSON8 8x6の1番(SS/CS)チップセレクトから1本線を出します。
この線は(ポリウレタン銅線)等を使い、Wson8 8x6の1番に半田します。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-09583/
<ポリウレタン線どう使うの?> 以下動画参照
https://www.youtube.com/watch?v=4ieCGsxGiwc&t=12s
★ポリウレタン銅線はビニール電線と同じです、但し半田の加熱温度で外側の絶縁は解けます。
正確には蒸発します。
この半田した1番の線をSOP8クリップ接続の1番を外してWson8 8x6の1番線に接続します。
すると、SOP8から取り出すのでは無くWson8 8x6から取り出しできます。
尚対策基盤の場合、SOP8の4番と8番に外部から3.3V給電する事で回避できます。
★SOP8の通信線とWson8 8x6の通信線は並列接続されています。
唯一(SS/CS)のみでチップセレクトできます。
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・ここに序で書いておきます、現在のWinbondのSOP8は1番の凹みが有りません。
またマザー側にも1番の▼マークが有りません。
★本来は外す前にFlashi-ROM周りの画像を取得しておくのが良いのですが。
全ての方がそれを行うかは不明です。
もしFlashi-ROMの方向(1番ピン)が分からなくなった場合、導通テスターを使います。
短絡で(ピー音)が鳴るタイプです。
・マザー上の(ポスト)、無線LANやSSDのネジで止めているあの金属を(ポスト)と
言います、あの部分はグランド(共通グランドです)あの部分のGNDとFlashi-ROM
4番の通電を確認します、と言っても対角なので角2か所で確認すれば良いだけです。
・ポストとFlashi-ROMの角を導通テスターで確認します、ピー音が鳴れば
其処は4番になります、つまり4番から見て1番は何処かと言ったら
4番パタンからみて左の端が1番ピンです、この1番ピンとFlashi-ROMの凹み
を合わせるとその部分が正常な場所になります。
★Flashi-ROMの端子間の規格、ほぼ全てこの並びです。
これだけ覚えれば楽勝です。
・1番CS
・4番GND(グランド)
・8番Vcc(+3.3V)
★★最低限導通機能の有るテスターを1台持っていればそれでもし方向が分からなくなっても
治せます、逆に装着すると、通電時にPCは起動せず、Flashi-ROMが暖かくなります。
と言ってもFlashi-ROMは壊れませんが!、マザー上の3.3v生成上のヒューズが切れます。
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・SCLK(Serial CLocK)は、MISOやMOSIの信号線でデータ転送を行う際に参照する
クロック信号です。全てのスレーブが1本のSCLK信号線を共有します。
動作モードにより、SCLKの立ち上がりエッジまたは立ち下りエッジに同期して
データが転送されます。ICの種類によっては、SCKなどと表記される場合もあります。
・MISO(Master In Slave Out)は、スレーブからマスタに転送するデータを伝える信号線です。
全てのスレーブが1本のMISO信号線を共有します。
SS信号により選択されていないスレーブは、MISO信号をハイインピーダンスに保ち
信号の衝突を防ぎます。スレーブ専用ICでは、DO(Data Out)やSDO(Serial Data Out)などと表記される事があります。
・MOSI(Master Out Slave In)は、マスタからスレーブに転送するデータを伝える信号線です。
全てのスレーブが1本のMOSI信号線を共有します。
スレーブ専用ICでは、DI(Data In)やSDI(Serial Data In)などと表記される事があります。
・SS(Slave Select)は、マスタが通信相手のスレーブを選択するための信号線です。
各スレーブに専用のSS信号があります。
マスタは、通信に先立って、通信相手のSS信号のみをLにし
(他のSS信号はH)、通信を開始します。スレーブ専用ICでは、CS(Chip Select)や/CSなどと表記される事があります。
<ウィキペディア>
https://ja.wikipedia.org/wiki/シリアル・ペリフェラル・インタフェース
<オマケ>
★ポリウレタン銅線は基板のパタン剥離等の修復に使えます。
<必要な物>アマゾンで買えます
・導通テスター
・ポリウレタン銅線 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-09583/
・UVレジン液
・UVライト
<まずは動画>
https://www.youtube.com/shorts/PCzc_Oq-4MA
★パタンを剥離した場合、その末端相手にポリウレタン銅線をはんだ付けします。
その片側を相手の接続場所に接続します、この時この状態では
ポリウレタン銅線が切れるので、まずは導通テスターで接続の有無を確認します。
導通が確認出来たら、UVレジン液を綿棒で少量ポリウレタン銅線の上に塗ります。
その後UVライトで30秒程あてればカチカチに固定されます。
★★UVライトは紫外線で裸眼で見る、直視すると視力が落ちます。
その為UVライト使用時はこの光を見ないようにしてください。
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<誰でも最初は初心者>
・何故か私の師匠が必ず書けと言うので書いておきます。
誰しも最初は初心者です、半田でもSMDでもできなくて当然で、オガワ氏曰く
呼吸するように半田は覚えろとかSMDは加熱中にもういいかなと思ったらそこから20秒数えろとか
名言が有ります,それらを対面でごく普通に言われた方200人程いるのでは。
★半田は車の免許を取るより簡単です★
・誰しもいきなり車は運転できませんよね、教習所に行くなり
目上の方に教わったり等、それと半田も同じです。
但し半田は誰でもできます、パタン剥離が怖いとか壊すのでやりたくない
そこです!、車で言えば、事故起こしそうとか違反するかも等と同じです。
・ジャンクマザーと半田片手で何度も練習すれば覚えます。
暇な10分30分でできてしまいます、最初は安い道具で、面白くなったら
高価な道具を揃える等ステップアップできます。
・半田コテでも千円~30万弱する機材が有ります。
・半田も100円~8万弱する半田も存在します。
・コテ先も200円~12万する物も有ります。
★良い道具は良い仕事をしてくれます、長く使えます。
・パタンを剥がすのは加熱時間が短いから・・・パーツを壊すのは加熱しすぎ
パーツを飛ばすのは、風量が強いから、基板を焼くのは温度が高いからです。
・半田は独学でできます、Youtubeにも動画多数上がっています。
それでも、もう1歩 Step UPしたい方は(半田付け職人)のDVD講習を受ける事をお勧めします。
以下URL参照
https://kibanjisso.com
https://soldering.co.jp
※全ての方に半田を覚えて実践しろとは言いません、でも無駄な知識として
半田もできるし、パーツ脱着/装着もできる、USBポートの交換や
DCジャックの交換スイッチの交換も楽勝となれば修理もできてしまいます。
★Youtubeでパソコン修理で検索とかマザー修理で検索すると多数の実務者の動画出てきます。
そこでも最低限必要な道具等を紹介しています、それらをコツコツ集めて実践してそれを
趣味にするという方法が有ります。